事例:TouchDesignerを使った、映像演出に連動する波紋発生装置の制御

#technical#TouchDesigner#chataigne

本件では、TouchDesignerを使い映像、照明、音響と連動した波紋発生装置の制御を行いました。

要件

水槽とスクリーンが設置された空間に、マルチチャンネルのスピーカーと照明が配された映像インスタレーション作品の展示です。会場スタッフの操作により、すべての装置が1つのタイムラインで連動して制御される必要がありました。

開発フェーズ

映像の送出や各機器への通信が汎用的に行えるツールとしてTouchdesignerを採用しました。また、タイムラインの調整やコントロールのためにChataigneを採用しています。

Chataigneのタイムラインを基準としてTouchdesignerから映像を送出し、同時に水槽に設置された波紋発生装置のON/OFF制御を行いました。マルチチャンネルの音響システムと照明演出は別チームが担当していたため、キュー出しやタイムコードを送信することで連携を実現しています。

現場調整・クリエーション

水槽の波紋によって作り出される照明のゆらぎなどは実際に会場で確認しないと分からないため、現場でディレクター指示のもと、照明や波紋のタイミング、大きさなどのクリエーションを行う必要がありました。

最終的にはChataigneのタイムライン機能を使い、楽曲に合わせた細かな調整が可能となりました。

参考

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